フリーランスには自由なイメージがあり、好きな時間に起きて好きな時間に仕事ができると思われています。確かに、厳密に言うと間違いではないのですが、実際に好きな時間に起きているフリーランサーで成功している人は少数派です。成功するフリーランサーは起きる時間や仕事をする時間も含め、自己管理を徹底しています。

フリーランスになると、出勤も無いし納期をしつこくリマインドしてくる上司もいません。勤務時間も自由です。その自由さがフリーランスの魅力なのですが、言い方を変えると管理をしてくれる人がいなくなるということです。考え方によっては「自己管理」というタスクが増えるともとらえることができます。

自己管理を怠り、時間配分が上手くいかずに納期が間に合わなかったり、作業に穴があったりすれば信用を失い、たちまち収入はゼロになります。
また、自分にどれくらいの量の作業ができるかを認識できずに、現実的でない量の仕事を受注してしまうということも、駆け出しのフリーランスによくみられるミスです。

また中には、仕事の量とプライベートのバランスが取れずに、週7で毎日12時間の作業をする「1人ブラック企業」を作ってしまう人もいます。「自己管理」と聞くと自分に厳しくすることとらえられがちですが、実際は自分の心身の状態を正しく理解し、適切な行動をとる能力なのです。

仕事の量が調整できない、不安から休みの日を作れない、という人はフリーランスとしてやっていくのは難しいでしょう。